「えっ?これがSOSサイン??」上司が見落としがちな部下のSOSサイン8選
部下を持つ上司のみなさんは、「部下のモチベーション」が高いのか低いのか、日々神経をとがらせていると思います。
モチベーションが低くなってるな、と気付けば声を掛けたり、ご飯に誘ったりして悩みを聞いてあげますよね。
でもある日、突然部下から、
「退職することを決めました。今月末で退職させていただきます。」
なんて言われた経験はありませんか?
「相談も無しにいきなり言ってくるなんて!!非常識過ぎだろ!?」
と考えがちですが、本当に部下が悪いのでしょうか?
もしかしたら部下が出していたSOSサインに気付かなかったことが原因かも知れません。
ここでは経験上、SOSサインとなる部下の行動8つをつご紹介します。
遅刻・欠勤が増える
勤怠の乱れです。
一番分かりやすいパターンですね。
遅刻・欠勤の理由は「体調不良」などあたり障りのない内容を言ってきます。
遅刻ならその日に、欠勤なら次の出社日に少し時間を作って悩みがないか聞くようにすると良いです。
表情が暗い
これも分かりやすいパターンですね。
日頃の部下はどんな表情をしているかを知っていることが条件となるので、普段から部下の表情をそれとなくチェックしておきましょう。
涙もろくなる
これもまぁ上司は敏感に感じ取る行動です。
いつもの調子で部下に指導したら、急に泣き出してビックリする、なんて経験があるかもしれません。
この場合2つの可能性があります。
・「いつもの調子」が部下にとって、実はとても辛いことだった
・部下のメンタルが落ち込んでいたので、いつもの調子でも重く受け止めてしまった
どちらが原因か、上司はしっかり分析しておく必要があります。
目を見てあいさつしない
普段は目を見てあいさつするのに目をそらすようになったら、サインです。
目をそらすということは、
「自分の気持ちをあなたに知られたくない」
という意思が隠れてる可能性があります。
ケアレスミスをする
簡単なミスをするのも1つのサインです。
ケアレスミスの理由は、「集中力の欠如」です。
ミスを指摘するだけでなく、その後の対応が大事になります。
タイムカードの打刻がもれる
意外かもしれませんが、タイムカードの打ちモレも重要なサインです。
私は全社員のタイムカードを毎月チェックしてますが、打ちモレが続いた社員が突然の退職に繋がるケースは非常に多いです。
「他のことに気をとられ過ぎてる」から打刻を忘れてしまいます。
打ちモレが続いたら、上司は悩みを聞いてあげるようにしてください。
「○○さんっていつもこんな感じなんですか?」というセリフ
このセリフの意図は、
「私は、こんな人とは一緒に働きたくありません」という意思表示です。
仕事中だけでなく、仕事終わりにご飯を食べている時に出たセリフでも要注意です。
上司も、
「いつもこんな感じだから」
と会話を終わらせず、不満の理由を聞くようにしましょう。
決断できない
いつもなら自分で判断して行動できる人が、判断をあおぎに上司の元へ来たら要注意です。
精神的に疲れてる可能性があります。
人は、決断という行為に心の力を使います。
心の力が弱くなると、決断ができなくなるんです。
まとめ
いかがでしょうか。
「そんなの知ってるよ」ということから「それがSOSサインだったの?!」ということまであったかと思います。
SOSサインなのかどうかは、普段の部下を知っていないと気付きません。
まずは、部下を良く見ること。
以前、私が受けた管理者研修でこのようなことを言われました。
「手は離しても、目は離すな」
業務はどんどん部下に任せていっても問題無いが、部下の気持ちは見失わないよう気をつけなさい、という意味です。
部下に愛情を持って接することが一番大事かもしれませんね♪