人事・労務に関するあれこれ

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応募の仕方によって採用基準が変わる?!転職前に知っておきたい採用のこと

「転職でもしよっかなぁ~~?」

って考えてる人。

応募の仕方によって企業側の採用基準が変わる可能性があるって知ってますか?

「マジで??」

と思うかもしれませんが、

あるんです。

 

会社の規模や求める人物像、人事担当によって全く変わってくることもあるので、当てはまらない場合もありますので、

「へぇ~、こんなこともあるんだなぁ~」

ぐらいの軽い参考にしてもらえればと思います。

 

どうして応募の仕方によって変わるのか?

それは「費用」と「人事の思い込み」の2つが関係してきます。

 

応募経路は大きく分けて6つあります。

  1. 従業員からの紹介
  2. 自社サイトからの応募
  3. 掲載型求人サイトからの応募
  4. 成果報酬型求人サイトからの応募
  5. 人材紹介会社からの応募
  6. ヘッドハンティング会社からの応募

では順番に見ていきましょう。

 

従業員からの紹介

紹介が採用に至る確率が一番高いです。

一番の理由は、

自分が信頼できる人が紹介してくれる人は、信頼できる人が多いんです!

「類は友を呼ぶ」ってやつですね。

加えて言うなら、従業員や知り合いからの紹介の場合、良い部分や悪い部分、どんな人が働いているか、給料はどれぐらいか、欲しい人物像などを、応募前に全部把握することができるし、相手も把握することができます。

紹介してくれる人が仲介役のような形で、双方に情報を公開してくれます。

だからミスマッチングの可能性が低いんです。

 

加えて、採用コストも低くすみます。

求人サイトに掲載するよりも断然安いです。

「紹介してくれた人が採用された場合は○万円支給」のようなルールを作って、紹介を促す会社も多いです。

自社サイトからの応募

紹介の次に採用の可能性が高い応募方法です。

世の中にはたくさんの求人サイトがあります。

にも関わらず自社サイトから応募する人は、

「会社のファン」

である可能性が高い場合が多いです。

ファンですから、会社のこともよく調べています。

加えて、自社サイトは求人サイトに比べてたくさんの情報量を載せることができます。

だから「ウチのサイトを見て応募してくれたってことは、だいたい理解してくれてるのかな?」と考えたりします。

イメージとのギャップが大きければ話は別ですが、スキルが基準に達していれば採用につながる可能性が高いです。

掲載型・成果報酬型求人サイトからの応募

掲載型・成果報酬型求人サイトからの応募方法は、普通です。

掲載型とは、リク○ビNEXTさんやD○DAさん、マイ○ビ転職さんのようなサイトです。

会社は掲載前に求人サイトに費用を支払います。

金額はピンキリですが、だいたい20万~200万の間で4週間掲載します。

金額が上がる毎に、掲載順位も上がるシステムになってるとこがほとんどです。

掲載するだけで費用が発生しますから、1人も採用できなくても費用がかかります。

成果報酬型求人サイトは、掲載するだけなら無料です。

1名採用する毎に○○万円支払う、というシステムです。

「採用祝い金○万円支給♪」とうたっているサイトはだいたい成果報酬型です。

応募数は掲載型の方が多いです。

1名当たりの採用単価で考えると、掲載型よりも割高な場合が多いです。

 

掲載型と成果報酬型のどちらが受かりやすいか?

会社の状況と応募者のスキルによって変わりますが、

成果報酬型より掲載型の方が若干採用に繋がりやすいです。

理由は人事の採用に対するスタンスの違いです。

「急募ですぐにでも人が欲しい」場合は掲載型を選びますし、

「今すぐ必要ではないけど、いい人がいれば欲しい」場合は成果報酬型を選びます。

比較すると掲載型の方が、より人を欲している、状況であると言えます。

ただ心底採用したい場合は、掲載型と成果報酬型両方とも掲載するので参考程度にしてください。

 

人材紹介会社からの応募

いままでと比べて、採用基準が一気に上がる可能性があります。

何故か。

それは、費用が一気に上がるからです。

人材紹介会社経由で紹介した場合、あなたの年収の3割を人材紹介会社に支払います。

年収400万であれば、120万の費用が発生します。

掲載型や成果報酬型求人サイトと比べると、約4倍~10倍の費用です。

当然、見る目も厳しくなる場合があります。

「この人はウチにとって、絶対必要な人物だ!!」

と人事に思わせる実績やスキル等が必要です。

ヘッドハンティング会社からの応募

ヘッドハンティング会社からの応募が最もハードルが高いでしょう。

正直、私は採用の際、ヘッドハンティング会社を利用したことがありません。

もし私が利用するとしたら、部長や役員等、幹部クラスの人材を必要とした場合のみでしょうか。

逆にヘッドハンティング会社から連絡をもらったことはあります。

「人事サーファー(本名)さん、あなたをとても必要としている会社があるので一度話をしていただけませんか?」

みたいな感じでいきなり電話がかかってきます。丁重にお断りしましたが。

費用は人材紹介会社より結構割高になるそうですから、ピンポイント採用ですね。

まとめ

ある程度自分のスキルに自信があれば人材紹介会社、全く違うジャンルに挑戦してみたかったら求人サイトや会社HPから応募してみると良いかもしれません。

会社の状況によって変わることもありますが、転職活動をする時には1つの参考にしてみてくださいね~~。